ニュージーランドの西海岸やフィヨルドランドの絶景写真を見て「なぜこんな場所に人が少ないんだろう」と思ったことはありませんか。理由のひとつが体長2〜3mmの小さな虫、サンドフライ(マオリ語で「ナム/namu」)です。
サンドフライの正体
- ブヨの仲間で、刺す(正確には噛む)のはメスだけ
- 蚊と違い、噛まれた瞬間より数時間後からのかゆみが本番。人によっては1週間近く続きます
- 多い場所: 西海岸、フィヨルドランド、湖や川の近くの水辺
- 活動ピークは朝夕。風の強い日や日差しの強い真昼は少なめ
マオリの伝説
ミルフォード・サウンド(ピオピオタヒ)があまりに美しく、人間が見とれて立ち去らないため、死の女神ヒネヌイテポが「人間に謙虚さを思い出させるために」サンドフライを放った——という伝説が残っています。絶景とセットの試練、というわけです。
現地で実践されている対策
- 肌を出さない: 薄手でいいので長袖・長ズボン・靴下。サンドフライは服の上からはほぼ噛めません
- 虫除け: DEET配合かイカリジン(Picaridin)配合のものを。現地のスーパーや薬局で普通に買えます
- 時間帯をずらす: 湖畔のピクニックは朝夕を避けて真昼に
- 掻かない: 掻くと悪化します。かゆみ止め(抗ヒスタミン系クリーム)を1本持っておくと安心
💡 小ネタ
現地の定番ジョークは「動いていれば刺されない。座ってビールを開けた瞬間が狙われる」。実際、動いている人より止まっている人が集中的にやられます。
現地の定番ジョークは「動いていれば刺されない。座ってビールを開けた瞬間が狙われる」。実際、動いている人より止まっている人が集中的にやられます。
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