ウェリントンの公共交通機関を使いこなす上で欠かせないのがメトリンク(Metlink)の電車です。ウェリントン中央駅を起点に郊外へ向かう複数の路線があり、空港・郊外住宅地・乗馬牧場なども電車でアクセス可能。バスと組み合わせることでウェリントン広域エリアをスムーズに移動できます。
日本の電車に慣れている方なら比較的使いやすいNZの電車ですが、ICカードの仕組みや乗り方のコツを知っておくとよりスムーズです。この記事では、ウェリントンの電車の使い方を詳しく解説します。
メトリンクの電車路線
ウェリントンにはいくつかの電車路線があります:
- Johnsonville Line:ウェリントン駅〜Johnsonville駅。ウェリントン北部の住宅地を結ぶ
- Kapiti Line:ウェリントン駅〜Waikanae駅。北方面のKapiti Coastエリアへ
- Hutt Valley Line:ウェリントン駅〜Upper Hutt駅。Hutt Valleyエリアへ
- Wairarapa Line:ウェリントン駅〜Masterton駅。ワイナリーで有名なWairarapaへ(日帰り旅行に人気)
- Melling Line:Hutt Valley支線
観光客が最もよく使うのはKapiti LineとHutt Valley Lineです。Wairarapa Lineはワイン産地への日帰りトリップに便利。
Snapperカード(ICカード)について
ウェリントンの電車・バスではSnapper(スナッパー)カードというICカードが使えます。日本のSuicaやPasmoに相当するもので、チャージして乗車するシステムです。
Snapperカードのメリット:
- 現金払いより約30〜40%割引になることが多い
- 乗り降りがスムーズ(タッチするだけ)
- 残高はアプリやウェブでチャージ可能
購入場所:Wellington駅、コンビニ(Z Energy等)、一部スーパーで購入可能。カード発行料NZ$10(デポジット)。チャージはNZ$10から。
短期旅行者は現金でも乗れますが、2〜3回以上乗るならSnapperカードを作った方がお得です。
乗り方ステップ
- 目的地の確認:メトリンクのアプリ(Metlink App)またはウェブサイトで時刻表・路線を確認
- 乗車ホーム確認:Wellington駅は複数のプラットフォームがあるので、電光掲示板で確認
- 改札:改札がない駅が多い。Snapperカードは車両ドア横のリーダーにタッチ
- 乗車:席は自由席。優先席(青色)はお年寄り・障害者・妊婦優先
- 降車:目的の駅でドアボタンを押して下車。Snapperカードは忘れずにタッチアウト
料金の目安
運賃はゾーン制です(Snapper使用時):
- 市内近距離(1〜2ゾーン):NZ$2〜4程度
- 郊外(Hutt Valley等):NZ$4〜8程度
- Wairarapaまで:NZ$15〜20程度
現金払いの場合はこれより高くなります。
電車から見える景色
ウェリントンの電車の魅力のひとつは車窓からの景色です。Kapiti Line沿いには太平洋を望む海岸線が続き、晴れた日は絶景。Hutt Valley Lineはハット川沿いを走り、緑豊かな谷間の風景が楽しめます。
Wairarapa日帰り旅行
ウェリントンからWairarapa LineでMastertonまで行くと、NZを代表するワイン産地へアクセスできます。片道約1時間半、沿線にはMartin BoroghやAster Winesなど多数のワイナリーが点在。電車+レンタサイクルでワイナリーめぐりをするのが地元でも人気のアクティビティです。
注意点・トラブル対処法
- 電車の遅延は珍しくない。特に強風(ウェリントンは風が強い)の日は遅れやすい
- 週末は本数が少なくなるので時刻表を事前確認
- Snapperカードのタッチアウト忘れに注意(過剰請求される場合あり)
- メトリンクのアプリは日本語非対応だが、英語表示でも比較的わかりやすい
バスとの連携
電車とバスはSnaoperカード1枚で乗り継ぎ可能。乗り継ぎ割引もあります。Wellington駅を起点にバスとうまく組み合わせれば、ウェリントン広域エリアを車なしでも十分観光できます。
ウェリントンの電車は日本に比べるとシンプルな構造なので、一度乗ってしまえば迷うことはほとんどありません。Snapperカードを作って、ぜひ郊外への小旅行にも活用してみてください。
