ニュージーランドは世界でも有数のキャッシュレス先進国です。コンビニ・カフェ・屋台・個人商店に至るまで、ほとんどの場所でカード払いが当たり前。現金をほとんど使わずに生活できるため、財布が重くなりません。この記事では、NZのキャッシュレス事情をくわしく解説します。
NZのキャッシュレス率
NZは世界のキャッシュレス指数でも常に上位にランクインしています。2024年時点で、NZ国内の小売決済の約85〜90%がカードまたは電子決済によるものと言われており、現金はむしろ少数派です。
小さなカフェやフードトラックでも「Card only(カードのみ)」という店が増えており、現金を受け付けない店も珍しくありません。
EFTPOSとは?
NZのキャッシュレス社会を支える独自の決済システムがEFTPOS(エフトポス:Electronic Funds Transfer at Point Of Sale)です。
EFTPOSはNZとオーストラリアで普及している独自の決済システムで、銀行口座から直接引き落とされるデビットカード方式。日本のデビットカードに近いですが、NZでは特に普及しており、専用端末が全国のほぼ全店舗に設置されています。
NZ銀行口座を開設すると自動的にEFTPOSカード(いわゆるデビットカード)が発行されます。
使えるカードの種類
NZで使える主な支払いカード:
- VISAデビットカード:NZ銀行口座開設時に発行。最も一般的
- Mastercardデビットカード:VISA同様に広く使える
- VISAクレジットカード:日本で作ったクレジットカードも使用可能
- Mastercard:同上
- American Express:使える店は少なめ
- Eftpos(NZ専用):NZ銀行口座のデビットカード。海外でのオンライン決済には非対応のことも
旅行者の場合、日本のクレジットカード(VISAまたはMastercard)があれば大抵の場所で問題なく使えます。
タップ決済(Contactless)の普及
NZではVisaのタップ(Contactless)決済が非常に普及しています。カードを端末にかざすだけで支払いが完了する非接触決済で、NZ$200以下の少額決済はPINコード入力なしで支払えます(金額の上限は銀行設定による)。
Apple PayやGoogle Payも主要な店舗で使用可能です。スマートフォンをかざすだけで支払える便利さから、若い世代を中心に急速に普及しています。
チップ(心付け)の文化
NZにはチップの文化が根付いていないため、基本的にチップは不要です。レストランでの食事やタクシー利用時もチップを渡す義務はありません。
ただし、サービスが特別良かった場合に任意で渡すことはあります。また最近のカード決済端末には「チップを追加しますか?」と表示されることがありますが、スキップしてOKです。
現金が必要な場面
キャッシュレスが進んでいるNZでも、現金が必要・便利な場面があります:
- マーケット・フリーマーケット:一部の出店者が現金のみのことがある
- チップ・寄付:ストリートパフォーマーへのチップなど
- 小規模の個人商店:カードが使えないことがある(減少傾向)
- 地方・田舎エリア:インターネット接続が不安定でカード読み取り機が動かないことがある
ウェリントン市内であれば、NZ$50〜100程度の現金を念のため持っていれば十分です。
旅行者向けのカードおすすめ
NZ旅行者には海外手数料が安いカードがおすすめ:
- Wise(旧TransferWise)デビットカード:外貨両替レートが実レートに近く、手数料が非常に安い。旅行者に最もおすすめ
- Revolut:月ごとに一定額まで手数料無料で外貨利用可能
- Mastercard系クレジットカード:海外事務手数料が1.5〜2%程度のものを選ぶ
NZの銀行口座開設
長期滞在・ワーキングホリデーの方はNZの銀行口座を開設することをおすすめします。主要銀行は:
- ANZ(最大手)
- ASB Bank
- BNZ(Bank of New Zealand)
- Westpac
- Kiwibank(NZ政府系)
口座開設にはパスポート・ビザ・住所証明が必要です。
NZのキャッシュレス事情を事前に知っておけば、旅行・滞在中もスムーズに買い物ができます。特に旅行者はWiseカードを準備しておくと現金両替の手間が省けて便利です。
